スタート  3/17まで 3/31まで 4/8まで 4/9から            
  サハフ情報相:ニュースの林(レオタード王国提供)       マリカ


5月21日 水曜    
最終日
帰国後の由季子さんがどうなったか、ご存知になりたい方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、今後、この「経緯」ページは、由季子さんが、自分で発言する心の準備が整うまで、
私は更新しないことにしました。
由季子さんに直接関係のないページは従来どおり、気分が向いた時に、更新いたします。
由季子さんが外国にいた時は、この「経緯」ページは役目を果たしていたかもしれませんが、現在、由季子さんが日本にいるのに、このページを更新する意味がなくなったからです。
私は、お役目を終えました。
時には、激怒したり、本気でキレたりもしましたが、それは、激動する世界情勢のためでした。
本人が無事に帰国すると、なんであの時、自分はあんなにムキになったり、一生懸命になったりしたのだろうと、笑ってしまうほどです。
この3ヶ月間、いろいろあり、大変なこともありましたが、由季子さんのお陰で、新しいおともだちにも出会えて、世界も広がり、勉強にもなりましたので、楽しかったです。
どうもありがとうございました。     マリカ

5月19日 月曜


乃木猫さんは昨日お電話で、こんなこと言っていたなと思い、大切なことなので、書きますね。
あ、お電話での会話の由季子さんへの呼び名は、「のぎねこさん」です。
「ねえ、のぎねこさん」、「はあい、先生」とかいう具合です。「おかみさん」というのは、書き言葉です。
「現在の日本では、たまちゃんや、白装束が主な話題なのですね」と言っていたので、あの人たち、衣裳がいいからね、言ってることもユニークだしと答えておきました。
絶妙なタイミングで帰国した元人間の盾のメンバーは、さまざまなマスコミで騒がれましたが、もう、今は、人間の盾は人々の記憶にありませんから、その現実を本人は知る必要があると思いました。
いつも自分にスポットライトが当たっているわけではない、人が「どうぞ」と言った時、「どうも」と言わなかったら、次の「どうぞ」は永遠に来ないということを学んだのではないでしょうか。
「たまちゃんや、白装束がねえ」と再度言っていました。
水道施設にいたときは、電話を切ったと思うと、3秒後にすぐにまた別のマスコミが接触してきたと言っていました。その感覚で今でもいるとまずいと思います。
月曜にすぐに外務省の邦人保護課にお世話になりましたと、帰国のご挨拶をしてきなさいと言いましたら、外務省にお世話になったのですかと本人が言ったので、出先現地の大使館も外務省、ご自宅に何度もご連絡下さり、長い間にわたり情報を提供してくださったのも外務省、電話が不通になるまで、何度もアンマンとシリアの日本大使館からイラクにお電話下さったり、日本へご連絡下さった莫大な国際電話代も外務省、通信費だけで数万円か数十万円くらい使わせてしまったかもしれないということを説明しましたら、本人、びっくりして、外務省はどこでしょうなんて言っていたので、霞ヶ関だと答えると、霞ヶ関のどこでしょうと言うから、丸の内線降りたら必ずわかると答えました。
本人、本日行ったでしょうか。とりあえず、私からお礼とお詫びのご挨拶を外務省と、日本大使館(ヨルダン、シリア)へ送っておきました。でも、まわりがこうやってやってあげてしまうから、本人が余計に自分でできなくなってしまうのだと思います。
しかし、相手のあることですから、今回だけはやりました。
礼儀は間髪を入れず、すぐ行ってこそ礼儀、数日後にやったら、すでに礼儀でなくなって、むしろ無礼になってしまいますから、本人がやるのを待つよりは、まわりが手助けをした方がよいと判断しました。

5月18日 日曜
乃木猫姫さんは、私が思っていたほど、現地でインターネットに接触していなかったようです。
現地ではいろいろとやることが多かったでしょうし、報道で滞在していた方と違って、インターネット・カフェに入り浸ったりしていなかったみたいです。
それに、途中から電気も電話回線もなくなってしまいましたし。
なにはともあれ、本人が無事に帰国したので、なによりです。
私は今回のことで、実感したのは、乃木猫姫は、直接話すと本当にかわいい、素直な、
いい人なのに、
直接話さなかったり、人を介したり、黙っていたりするから、誤解されてしまうのだと思いました。
この水曜日からは直接人に会ってお話ししはじめると言っていますので、これで、多くの疑問や誤解が解けると思います。本当によかったです。
先日の新聞社の社長さん、偉かったですよね、直接ヨルダンへ行って、王様に謝罪したりして。
やはり、人間は、
「直接しゃべる、自分がしゃべる、できれば対面」ということが、とても大切はことなのだと痛感しました。
乃木猫姫さんが、出発して以来ずっと綴ってきたこのイラク日記は、ある時には、激情、あきらめ、批判など、自分のいろいろな気持ちを露呈してきました。
今読むと、恥ずかしいです。
どうして、こんなこと言ってたわけなんていう場面もありました。
ひとつ言えることは、私のイラク戦争はまだ終わっていないということです。

5月17日 土曜
あっという間に10日経ってしまいました。
本当は、この頁は、イラクへ行った乃木猫姫のことが心配で、私の個人的な気持ちを書くサイトとしてスタートしたのですが、多くの方がご覧になるようになってしまいました。
多くの方がご覧になることで、かえって、微妙なこと、本当の心配事などが書けなくなってしまいました。
皆様の危惧されていること、
「乃木猫姫は無事帰国したのか」という質問をたくさんいただき、これ以上無視することもできまくなりましたので、お答えします。
はい、乃木猫姫は
無事帰国しました。
報道関係に知られるとうるさく連絡してくるので、ご家族以外は知りません。
どうぞ、騒がないで下さい。放っておいて下さい。
質問もしないで下さい。
ご実家を訪問したり、連絡をしたりしないで下さい。
私も聞かれてもなにも答えられません。
帰国したというその事実だけでもう皆様はとりあえず、満足して下さい。
これまで、乃木猫姫のことでご心配おかけしてどうもすみませんでした。
ご親切に見守っていて下さいまして、どうもありがとうございました。
時期が来るまで、この件についてのいかなる質問にもお答えできません。ごめんなさい。

5月7日 水曜
最近時間が経つのが風のように早くて、どうして、お正月の頃とか、1日
映画が見られたのかわかりません。
ろーちゃんのアラビア語の蔵書を少し持って、今日、久しぶりに乃木坂のイラク大使館へ行ってきましたが、雰囲気が変わってしまいました。山のようにあるアラブ関係文献の蔵書寄贈のご相談行きました。壁から例のお写真がなくなってしまっていて、殺風景でした。
家に飾れなんて、当時たくさんポスターもらっていたのですよね、でも、インテリア考えると、どうしても貼れなくて倉庫に眠っていました。以前のイラク大使館だったら、マリカが盲腸で入院した時なんて、勤務中に青色ナンバーの車で、籠入りフルーツの盛り合わせ(私費?公費?)持ってきたり、夜領事が病院へ来て、「あなたは、こんなところにいてはいけない、取れて帰ります」と、知っているヨルダン人に手伝わせて私を病院から略奪退院させたり、ごはん行ったり、山へ行ったり。
でも、今いる人たちはみんな新しくて、誰のことも知らなくて変すぎます。
どうして大臣だった政府で有名な人の名前も聞いたことないのでしょう。

5月4日 日曜
なんか、久しぶりに帰ってきて、頭が温泉ぼけして、今日はもう寝ようと思います。
お肌つるつる、健康回復です。
人道援助の頁少しはじめましたが、なんと、
オムレツの頁が白紙(!)になっていいるのです。もう、信じられない。確か、あれは、ウォールストリートジャーナルのなんかだったと思うのですが、CIAはそんな陰険なやり方で私のサイトを攻撃しているのです。あの大統領といい、手下といい、モラルないもはなはだしいですが、夜12時過ぎまで起きていられなくなってしまいました。健康生活お肌回復。

4月30日 水曜
やはり明日航空券が届くように今すぐ送るからあさって砂丘に来いという命令が出て、出発しなくてはならないのです。用事はラクダの調教です。次回のアジア大会のラクダ・レースの予選に出場予定ですので、トレーニングをしてきます(ここまではサハフ氏が言ったこととして聞き逃して欲しい)。
次回のアジア大会は是非イラクに頑張って欲しいです。私は大好きなイラクが勝てばそれで満足です。バルセロナ・オリンピックの時なんかわざわざバルセロナくんだりまで、イラク・チームの応援に行きました。
100本以上ある旗を端から捜して、まだない、信じられない、国際オリンピック委員会がイラクいじめをして旗を立てていないのならイラクの名誉のために私は抗議するぞという強い姿勢で旗を捜しましたら、最後の1本がイラクの旗でした。反対の道から来たら、最初の旗がイラクだったのです。
選手団に花束を渡し、激励したら選手団がすごく喜んでくれて、ちょっと待ってろと言って、選手の一人が私に金のお盆を下さいました。選手村に来て、友達ができたらあげようと思って国から持って来たのだけど、昨年の戦争のせいでイラク人だから誰も友達ができなかったけれど、あなたが最初の友達だと言われました。私の父は考古学者で博物館学だから、私は自分の住所言える前からチグリス・ユーフラテスは言えたと言ったらみんで盛り上がりました。私たちみんなすごく楽しかったけれど、一番嬉しかったのは天国にいる父だったでしょう。
金のお盆は今でもテーブルの上にあり、スリランカ人が時々布でこすっています。

4月29日 火曜
仕事の状況が好転し東京に滞在していてもできるようになりましたので、砂丘くんだりまで行かなくてよくなりました。IP電話なので、日本中どこでも市内料金か無料だし、海外への国際電話料金も全部取引先持ちで、昨日から電話漬けで仕事していたため昨日はここの更新も忘れていました。これから数日もまだそのプロジェクトのスタッフなのですが、サハフ閣下のお命が心配ですので、東京にいられる方がいざというときに便利です。
劣化ウランのビデオはいらんかね、無料、乃木猫姫マリカ使用済みと何度も告知しているのに、誰も怖がって連絡してきません。頭巾がつくったビデオなので、みんな引いてしまうのだと思います。
怖がらないで下さいね、私は過激な頭巾のお仲間ではありませんよ。

4月27日 日曜
結局イラクに行くのでしょうか ベッド上げたいのでいらして下さい 火曜はいかがですか おかみ」という11月24日午後3時に私が乃木猫姫に出した携帯メールを見つけてしまいました。
携帯メールは乃木猫姫さんからの猫メッセージを受けるため以外には使用していません。字数も限られ、打つのもめんどうで、チェックも大変で、それより早く戻ってきてパソコンに向かった方が効率的だと思うからです。でも、乃木猫姫との猫メールは、外でのちょっとした空き時間に交わしていたのですが、今日、美容院で携帯の受信送信ボックスを整理しようとしていましたら、乃木猫姫との当時のやりとりがいくつも出てきました。
11月のこの時点で言っているということは、それより前に乃木猫姫がイラクへの「人間の盾」ツアーに行きたいという旨を伝えていたということになります。当時私は乃木猫姫が第一次「人間の盾」ツアー参加することに大反対していました。
上のメールはイラク行き反対とかうるさいことを何も言わずに、ただベッドのことだけしか言わないように気を使っていた自分の姿が見えます。
北向きの寒い部屋でじゅうたんもはがしてベッドも捨てて、床にいきなりお布団敷いて寝ていた乃木猫姫が
気候の暖かい中近東へ渡り鳥のように飛んで行くのを阻止しようと思い、エアーベッドを渡そうと思ったのです。結局は、乃木猫姫は寒くて風邪をひいてしまいました。
11/26に「お返事遅くなってごめんなさい 私は猫さんがげろをはいていたとき おなじように目まいして寝込んでおりました
お返事よくわからないの送ったとおもいます おさそいいただいたのにすみません
仕事がやすめないのでまた今度風邪を治してからおじゃまさせてくださいね 失礼いたします」
というお返事が来ました。
それでベッドはクロネコで送ったのですが、乃木猫姫がいつも不在で手元に届いたのは数日後だったようです。
結局第2次「人間の盾」ツアーに参加してしまったわけですがいつ頃からイラク行きを考えていたのかがわかる乃木猫姫の記録です。

4月26日 土曜
すごくびっくりしたことは、マリカの本を差し上げますと書いたら、送って下さいとメールが来たのに、劣化ウランのビデオを差し上げますと書いたら、誰も、誰ひとりもですよ、(マリカ・サイトのアクセス数は多い日で1万2千、少ない日でも5千)、それなのに、誰も
見たいという人がいないのです。
やはり
劣化ウランの放射能被害を恐れてのことだと思います。
なにを隠そう、4月24日のところをご覧下さった方はご存じでしょうが、私は劣化ウランをまともに浴びて、本当に立ち上がれなくなっていました。通常足ががくっとなって痛いという時でも2,3分もすれば、元にもどりますよね。ところが、私は最初の24時間は4本足歩行、次の10時間でまだ足を引きずり、回復したのは今朝のことでした。
片足に激痛が走り、少しでも角度を動かすことが困難で、お風呂の湯船に入るのも大変苦労しました。でも、温泉治療に勝るものはないと数時間ごとに熱いお風呂に浸かり、なんとか治したのです。
お陰で今日はなんとか生徒の指導もできました。これを読むだけで、劣化ウランの激しさが伝わるからみんな、ひいてしまうのですね。誰も見たくないようなのです。
「人間の盾」ツアー参加者はこれ見てイラク行ったので、いわば頭巾企画ツアー参加者募集アイテムです。あまりに強烈だから誰も希望者ないのですね。あと2週間希望者がない場合は、私が好きな映画のダビング用に使用します。

4月25日 金曜
伊藤さんの存在がどれほど乃木猫姫のおかあさんの心の支えになっているかと思うとありがたく思います。
ものすごくあたたかく、大人の方で、私たちがみんなでうるさいほど乃木猫姫帰国コールをしていた時でも「由季子さんの自分捜しの旅を静かに見守っていてあげなさい」とおっしゃっていたので、その時はなにをのんびり構えているんだ、切迫感がないと思いましたが、やはりあせっていた私たちと比べて、伊藤さんは人間ができていると思います。
乃木猫姫を心配して伊藤さんが水道局にお電話して下さった時、乃木猫姫は「もうかけないで」
と言ったそうですが、私はびっくりしてしまい、こんないい方になんという失礼なと思いましたが、伊藤さんは、乃木猫姫を叱るどころか反対に理解を示していました。
男の鏡、人間の鏡。包容力、やさしさ、理解、理想の恋人、理想のおとうさん。
やはり宗教をやっている人は違いますね。一歩置いて見ているのです。
乃木猫姫は本当に良い方と出会いました。伊藤さんのおともだちがじきに人道援助活動でイラクへ行くそうですので、その時にお手紙など伝言を託して下さるとのことです。
でもその前に乃木猫姫本人が成田に降り立つかもしれませんね。
私は来週重要な使命を遂行するために東京を離れるので、マリカ・サイトの更新ができません。
乃木猫姫サイトの頁で見つからないものがある方は倉庫へ。順番めちゃくちゃですが、とりあえず資料として全部残してあります。乃木猫姫に見せようと思います。

4月24日
今日はさきほどまでここで週刊誌がイラク人のお友達の取材をしていました。この10年間の民間日本人のイラクに対するアプローチがいろいろわかっておもしろかったです。外務省が管轄する表の日本イラク外交史と違って、
日本の一般民間人のイラク交流史はきらきら、どろどろ、ぐちゃぐちゃ、いろいろでおもしろいです。いろんな人間模様。
その記事が出る時にここで時前告知します。援助、契約取りつけ、政治がらみ、援助成金、先方政府から拒絶、「人間の盾」ツアー(イラク人は「戦争ツアー」と呼んでいた)、救援名義渡航、本当の救援活動など、ずいぶんあるのだと実感しました。
乃木猫姫が啓蒙活動用にたくさんダビングした(頭巾は1部4千円で販売している!)
アルジャジーラ制作「劣化ウランの嵐」をその記者と一緒に見ました。表紙の写真に圧倒されて、これまで見られなかったので、よい機会になりました。
見ている途中から、どうしたわけか、急に片方の足が痛くなり、ビデオが終わった時には立ち上がることもできなくなっていたのです。記者の方もびっくりしていました。ビデオから劣化ウランが出るようなしかけになっていたのでしょうか。それなら記者の方も歩けなくなっているはずですのに、ちゃんと歩いていました。不思議です。
この呪いのビデオをご覧になりたい方がおいででしたら、当方までご連絡下さればお送りいたします。もちろん無料で送料も私持ちです。この1本しかありませんので先着1名です。これを見ると他の人も足が痛くなって2時間くらい歩けなくなるのか知りたいのです。
今日はスリランカ人が無断欠勤で掃除を休んだので大変です。夕方の外出のお約束も先方にお断りして今は座っているだけの私です。
劣化ウランはオソロシイです。

4月23日
倉庫の由季子ちゃんのお荷物、段ボールでご実家へお送りしました。咲子さん経由でお預かりしていた手記や私の所へ届いた由季子さん宛の郵便物なども一緒です。
なにか、由季子ちゃんに対しての
自分の仕事の大きな部分が終了した気がしました。
手記は「万一の時は遺書になるかもしれないので」の1行のために「いしょ」(本人記載のとおり)として扱われてきました。由季子ちゃんは無謀な爆弾娘だったかもしれませんが、偉かったなと思えることは、1)そのノートに思いを13頁にわたり綴ったこと、2)それを友人の咲子さんに託したこと、3)誰と誰にその内容を送るか私に指示があったことだと思います。
1)ノートに手書きでしたので報道関係の方がメールで日本に送る戦時報告と比べ人間的で、あたたかく、由季子ちゃんの情熱が伝わりました。
2)報道関係にではなく友人に託したので、公平にどのメディアにも紹介できました。
由季子ちゃんが2度目に書いた手記は出国する報道関係の方に託してしまったので、その会社の報道にごく一部が使用されたかされなかったかだけで、他の人の目に触れることなく世の中にとっては存在しないものとなり、由季子ちゃんの気持ちや内容も人の目に触れませんでした。ですから最初の手記が、盾仲間伊藤さんが個人的に撮った由季子ちゃんビデオと同様に大きな役割を果たしたと思います。
3)どこへその手記のニュースをお送りすればよいのかあらかじめわかっていましたので、私は楽でした。手記13頁目には6名のお名前しかありませんでしたが、あとは、方々の報道からご連絡があり、それぞれにすぐに資料を提供できました。
「他の局へは見せないで下さい」的なことを言われたこともありましたが、友人をとおして渡されたものだから、みんなのもの、一社のものではないという不文律が成り立っていました。
本当に伝えたかったのは、戦火の中で書いた2冊目の手記だと思うのですが、それは表に出ていません。由季子ちゃんが日本の皆さんに本当に言いたかったのはあきらかにそちらの内容だと想像します。由季子ちゃんが必死の思いで、死を覚悟するような状況で書いたその内容は、どなたにも伝わっていないのです。
反戦をアピールするために行った「人間の盾」として書いた手記がまったく世の中に現れることなく、私たちの手の届かないところに保管されていることを由季子ちゃんは知っているのかなと思います。
自分の主張は1回目と2回目の手記をとおして十分に伝わっていると由季子ちゃんは思っているのではないかと想像します。

4月22日
昨日いらした会計会社の人が「もうイラク戦争も終わり記憶から薄れますよね」と言っていました。半年ぶりでレッスンに来た生徒さんのひとりが「なんか戦争あったみたいですよね。主人が病気でばたばたしていて子育てに追われていましたから全然ニュース知らないんです」というので、由季子ちゃんの記事の掲載された雑誌や新聞をお見せすると「はあ、こんな人がいるんですね、あれ、なんで先生の写真が載ってるんですか」。世の中の人は私が思っているほどイラク戦争に興味がないのだと実感しました。
私は私なりのやり方で、世界が平和になるように小さな貢献をしていきたいです。
「国連に反戦・平和の絵手紙を送る」とか、イラク人の人たちの意見を世の中に出していくことも、私にできる小さな運動です。
自分の意見が正しいやり方で複数の人へ向かって発信された時、それは力になります。友人同士意見を言ったりするくらいは誰でもやるでしょうけれど、それでは世の中に影響を与えません。
自分の意見を公に自分の名前で発信した時、人に影響を与えることができます。
小さな正義感は多くの人々と共有することで大きくなります。
方法論を間違わなければ正しい方向へ進んでいくでしょう。

「人間の盾」は多くの課題を提供してくれました。社会問題化したことに対して批判もしましたが、評価をしている部分もあります。
私は以前、「人間の盾」に参加希望の「芸人さん」に「イラクで今一番いらない人材が芸人です」なんてきついことを言ってしまい、さぞかし傷ついていることだろうと思います。でもあの時は、ユニークで貴重な人材を空爆下で危険にさらしたくなかったのです。銃弾の中でキミはチャンバラやっておいでと言ったら本当に行ってしまいそうな純粋な人でしたから。
今、国際ボランティがイラクで救援物資の配布をしていますから、清水の次郎長親分でも寅さんでも水戸黄門でも好きな衣裳でボランティア芸人をしてもよい時期なのだと思います。
救援物資を配給しながら、待っている人々にエンターテイメントを提供するのは喜ばれるのではないでしょうか。ただし、航空運賃の何倍かの滞在費用を必ず用意して行くのですよ。私の言うことは本気とジョークが混ざっていますから、眉につばつけて聞いて下さいよ。
芸人さんが自分の理性で判断して下さることを願います。来週のウォールストリート・ジャーナルに、「ニッポンのサムライ、瓦礫の中でパフォーマンス、余興に飢えたバグダッド市民より拍手喝采を浴びる」なんて記事が出てたりしたらコワイ。

4月21日
「人間の盾」ツアーに行ったある方が、「由季子さんは今、
自分捜しの旅の途中なのだから静かに見守っていてあげなさい」とおっしゃったことを思い出しました。
「帰って来なさい」とみんなが声を揃えて由季子ちゃんコールをしたら、本人びびって帰って来られないのですよね。絶対にお説教とか、一番聞きたくないことを聞かされるに決まっていますから。
ですから、今後私は由季子ちゃんコールをしません。
由季子ちゃんが嫌いになったわけでも、会いたくないわけでもありません。
由季子ちゃんは大好きですし、すごく会いたいです。
でも、「帰って来なさい」と責任のない発言をしたくないだけなのです。
帰って来たら、ここに由季子ちゃんが居候するのは私もにゃんぐさんも賛成ですが、でも、好きなように毎日楽しく暮らせるお小遣いをどれくらいの期間あげられるのですか。
由季子ちゃんが働ける良い職場を用意してあげられるのですか。
由季子ちゃんの言いなりになる従僕のアッシー君やメッシー君や貢君を用意しているのですか。
帰って来たら具体的にこうしてあげられるというプランもなしに、ただ由季子ちゃんコールするのは、無責任な行動です。
帰国後の人生設計なしに帰国したら、由季子ちゃんは「やってられない、日本はやっぱり退屈」と、国外に出るだけでしょう。ですから、もう、帰国コールはしません

4月18日
アメリカがイラク・トランプをつくって気に入らないので、対抗して、「マリカならずものトランプ」をつくってしまおうかと思います。
親子ブッシュをはじめ、ラムズや米嬢はもちろんのこと、ネロやジンギスカン、ポルポト、シャロンなど世界中から選りすぐった人材でおもしろトランプをつくります。
そこでこのサイトをご覧の方で、是非この人を入れたいという人物がありましたら、自薦他薦かまいませんので、ご一報下さい。
私は決して実名で他人を非難しませんので、あえておくゆかしく、おさえた表現を使用したつもりなのですが、米嬢が誰かわからない方がおいでの場合は、ヒントをご覧ください。

4月17日
バグダッド動物園の悲惨な状況を伝えている映像を見ました。
胸が張り裂けそうです。ライオンが死んでしまったと伝えていました。そのライオンは他の動物の餌にされたそうです。そのライオンのためにお線香をあげました。
人間の都合で動物が死ぬのを見るのは耐えられません。
東京大空襲の時も上野動物園は悲惨だったと聞きます。
乃木猫姫、一度帰国して、再度イラク入りして、動物のお世話をしたらどうでしょう。
一番乃木猫姫に合っているように思えます。
アメリカは他国の人間だけではなく動物まで殺しています。
「アニマル・チャンネル」のような動物愛護番組制作する暇があったら、他国の動物を殺すなと言いたいです。動物を虐待する人は、マリカが許しません。

4月16日  
今、在ヨルダン日本大使館の井上書記官殿からお電話がありました。とても丁寧な方で、お名前から察すると、何度も乃木猫姫に出国説得をして下さった外務省のあの井上様だと思います。
乃木猫姫は、外国人の盾仲間とアンマンへ来て、一人大使館へ参上したのですが、またイラクで援助活動をしたいとか、ダマスカスへ行こうか、どうしようかなどと言っていたそうです。
もう、こちらがこんなに心配しているのに、どうして、これからの自分の行動をはっきりと言わないのですか。乃木猫姫大好きだけど、嫌いになってしまいそうなほどです。
飛行機でもバスでもいいから、ともかくダマスカスへ行って、1番早い飛行機で日本へ帰っていらっしゃい、それのみです。
でもね、乃木猫姫、すごくわかります、イラク行きたいですよね、今すぐにだって。
私もイラク行きたいです。でも、今我慢しています。もう、我慢できないくらいです。
暴動や略奪が横行するところへ行って、援助ができるとも思えません。
だから必死で押さえています。乃木猫姫は私の何倍ももっと行きたいと思います。
だけどね、一度帰って来て、仕事をしてお金を貯めて、今度は3食昼寝付の眉つば盾ツアーではなくて、自分で経費を負担するかたちで行って下さい。
それに、安全面にしても、今回私たちがこんなに心配しているのは、乃木猫姫がなにも通信手段を持たないからで、これが衛星携帯電話保持者だったら、ぜんぜん事情が違ったかもしれません。
衛星携帯電話買えるくらい一生懸命お仕事して、それから、行くのなら、みんな心配しません。
在外公館から日本への電話代もみんなの払う税金から出費されるのですよ。
本来ならかからない費用なのです。日本国民に迷惑をかけているのわかるのならすぐ帰国しなさい。
ただ、今、乃木猫姫が一人だということが、とても気になります。
他の日本人の盾はみんなつるんで団体行動しますが、乃木猫姫はまるで野良猫のように単独行動です。我が道を行くところはすごいのですが、今どこにいるのだかわからないので、私は本当につらいです。
あなたって、どうして、そーいうことするわけ!もう、信じられない!

4月15日
午後、元米軍兵士の友人が来ました。イラクにいる由季子ちゃんのことを心配してくれています。
軍にいた時には洗脳されて訓練していたから、この戦争を複雑な気分で見ていると言っていました。
自分も米軍兵士生活をやめなければ、今、あそこにいたと、バグダッド市内の略奪が写し出されているCNNを指しました。
由季子ちゃんが成田に帰って来たら、空港で報道の人にいろいろ聞かれて、疲労している由季子ちゃんの神経がぶっちぎれるかもしれないから、一切質問されないように他の元米軍兵士と一緒に、空港から由季子ちゃんをすぐに車に押し込んで、新緑の山に連れて行き、外界から守ってくれると言っていました。
その人たちはもう軍関係者ではなく民間人で、会社を経営して成功しています。兵士のままだったら今だに日本の牛丼屋より安い給料で命をさらしていたわけですから、やめてよかったと思います。その人たちが、「安月給の兵士だった時と今のリッチな自分」なんてホームページつくって生活水準を比較したらおもしろいのに。
夜10時:
たった今、報道関係の方からのご連絡で、本日、アンマンの日本大使館に乃木猫姫がひょっこりやってきたというのです。
嘘か本当かわかりません。
情報が錯綜しています。乃木猫姫がイラクから出国したと一昨日すごく喜んだのに、昨日は、やはり出国していないことが判明したなんて書いてありました。
BBCやCNNじゃあるまいし、どうして事実と正反対のこと書くのと思います。
本日は、すでに大使館に登場したとのことです。なにが本当かわかりません。
急いでダマスカスへ出てから日本へ戻るとよいのですが。ともかく情報が欲しいです。

4月14日
みなさま、どうもありがとうございます。マリカよりささやかなプレゼントがあります。
数時間後
一時出国が伝えられた乃木猫姫がまだバグダッドにいるとわかったというニュースを見て本当にショックを受けました。
アツコさんが以前教えて下さった、「あの子はいつも最後まで帰らない子だから」(お便り:13回目のところ)と言っていたのを思い出し、これは重症だと感じました。
なにやってるわけ、みんな喜んだのに。
いまだに、3食ご飯もらって宿泊費無料で滞在しているのだとしたら、イラクにご迷惑ですから、即刻出国しなさい。
そういう食料をかわいそうなイラクの子供たちに差し上げたいという気持ちがないのですか。
イラクの子供たちはクシュクシュやシシカバブなどずっと口にしていないのですよ。
パンとナツメヤシしか何年も食べていないという家族もあるそうです。
イラク政府(政府があるのか?)のお金で絶対に滞在しないで下さい。
それとも、雇い主が代わって病院で「人間の盾」をしているのですか。
自分の状況わかっていますか。
昨日喜んだ後なので、ショックがこたえます。おうちの方は、もっと落胆しているとお察しいたします。

4月13日
6名の元「人間の盾」がアンマンに脱出したとの記事を読んで落胆しました。人が喜んでいる時にどうしてあなたは一緒に喜ばないでいつも反対のこと言うの、変人、わがままと思われるかもしれません。でも、私は自分が直接知っている人の安否を気遣っているから、イラクに誰も親しい人がいない多くの人と意見を異にするのです。イラクの舞踊団どうなってしまったのでしょう。今イラクで、一番必要ないもの、それが舞踊団なのでしょうね。

4月12日
シリアがイラクとの国境を封鎖したとのニュースを見ました。乃木猫姫は、ダマスカスまでの往復航空券があるから、あとは、3食確保されているので、なにもお金がかからないからという算段で盾ツアーに参加しました。シリアとの国境が封鎖されれば、仮に今いる浄水場からアンマンに逃れたとしても、アンマンからダマスカスへ移動する費用がかかりますが、航空運賃を持っているとも思えません。バスで行ってもそれなりの金額がかかると思われます。もちろん、早期に脱出しなかった由季子ちゃんにも落ち度はあります。しかし、盾ツアーの主催者は、帰りの片道航空券アンマン東京間をDHLで至急アンマンの日本大使館に村岸由季子気付でお送りになるのでしょうか。それとも、「自己責任」で参加したのだから、由季子ちゃんが暴徒に襲われようと、浄水場で餓死しようと、砂漠の砂に埋もれてサソリの餌になろうと知らん顔なのでしょうか。別の浄水場の6名はアンマンまで脱出ですが、乃木猫姫はどうなるのですか。
「イラクのフセイン政権崩壊で無政府状態に陥っているバグダッドで11日、イラク最大の考古学博物館が略奪された。  中略   展示室では、陶器類や彫刻品の破損、散乱が確認された。イラクの博物館には、メソポタミア文明ゆかりの貴重な展示物も多く、略奪の拡大が懸念されている」という記事を読み本当に心が痛みました。私が尊敬し敬愛する古代文明を誇るイラクが混乱を極めているのです。言葉もありません。私がいた当時、バグダッドの考古学博物館は閉鎖中でしたけれど、特別に開けていただき、一人で見学させていただきました。その空間からもらったエネルギーで数年間強く生きられたくらい世界最古の展示物は私にインスピレーションを与えました。亡き父が博物館学を講義していたため、博物館へ行く時はいつも父の魂に出会える私のもっともプライベートな時間です。メソポタミアの展示物を見ながら父と一緒に語ったあの崇高な時間の思い出は、私の心にしっかりと残っています。歴史的文化遺産は、市場の骨董屋でたたき売りされてしまうのでしょうか。日本はそれらを買い取って博物館を再建するという役割を担えないのでしょうか。難民用テントや物資を送るだけではなく、日本が文化的に貢献することを願います。私が文部科学省の大臣なら一番に考古学博物館再建に言及し、どの国よりも先に日本が着手します。

4月11日
お祝いムードの光景が1日中報道されているのに、なんでこんなに悲しいのかと思いましたら、バグダッドが陥落したからではなく、私のバグダッドが陥落したからだということに気がつきました。

4月10日
毎日何社もの新聞やテレビがお電話をかけてきて、乃木猫姫の状況を伝えて下さるけれど、最新状況がわからないという状況を伝えているので、本当に、心が重い。もうひとつ別の浄水場には、頭巾から引き継いだ衛星電話があるので、盾メンバー7名の生存確認はできている。でも、乃木猫姫たちがいる浄水場は、完璧無視されて、陸の孤島となっているため、どうなっているのか、7名にもわからないとのこと。外はまだ弾丸が飛び交っているので、すぐにバグダッド脱出をするには、危ないので、外へも行かれないとのこと。乃木猫姫はどうなっているのですか。捨て猫です。かまってあげる人はいないようです。ごはん、大丈夫なの?お荷物全部、まとめてあるの?イラクが崩壊して、心が痛いです。
ところで、宗男が当サイトに投稿なさいましたが、見つかりません。宗男はどこでしょう。公安警察の方、教えて下さい。宗男という名前は日本人男性に多いのでしょうか。
バグダッドが陥落して本当に気分が重いです。昨日もずっと涙がでました。

4月9日
在日イラク人の方から本当に大切なことを教えていただきました。日本人がもっと目を向けないといけないことだと感じました。報道関係の方への4/9をご覧下さい。
たった今、xx新聞の方がお帰りになりました。くれぐれも乃木猫姫さんのことを一切掲載しないようにお願いしました。死亡報道する以外は由季子ちゃんのことは書かない、掲載写真は顔写真のみでレオタード写真でないことを了解していただきました。その記者の方は私のところへおいでになる前に、「盾」教の教祖の取材をしてきたそうです。教祖は、衣裳が決め手です。スーツとか普通の服装だと一般人と同じになってしまいカリスマ性が不足しますので、しょーこーの場合は白い服、盾教の場合は頭巾で、会う人に強力に自分をアピールしようとします。第4次「人間の盾」ツアー参加予定者の方、今からでも遅くない、もう一度、マリカと一緒に考え直しませんか。

スタート  3/17まで 3/31まで 4/8まで 4/9から
キーワード: マリカ イラク 村岸由季子 人間の盾 サハフ お便り 人道援助 バグダッド

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